「全部お任せ」の罠!丸投げクライアントが招く悲劇とは?

ぶん投げるのはよくありません
5 分 で読めます | 難易度 ★★★☆☆

こんなクライアントは嫌だ!丸投げクライアントの末路

「全部お任せで!」の罠

「とりあえずカッコいいサイトを作ってください!」「全部お任せします!」こんなセリフを言われたことはありませんか?

一見、自由度が高くてクリエイターにとって理想的なクライアントに思えますが、実は制作の現場では地雷案件になりやすいのが「丸投げクライアント」です。

とにかくオシャレなサイトを作ってほしいんです!

TOMくん

具体的なイメージやターゲット層は決まっていますか?

そこはプロにお任せします!

TOMくん

(これは危険な案件かも…)

丸投げクライアントが引き起こす問題点

問題点 影響
要望が曖昧で方向性がブレる 途中で何度も修正が発生し、工数が増える
フィードバックが曖昧 「なんか違う」と言われても具体的な修正指示がない
納品後のトラブルが多発 「思っていたのと違う」と言われ、追加修正が発生
スケジュールが伸びる 途中で方向性が変わり、リテイクの嵐
デザイナーへの負担増 不明瞭な指示のせいで時間とコストがかかる

最初はシンプルなサイトでいいと言ったけど、やっぱり派手なデザインにしてほしい!

TOMくん

(今から大幅なデザイン変更…!?)

要件が最初に固まっていないため、制作途中で希望が変わるリスクがあります。

実際に起きたトラブル事例

1. フィードバックが「なんか違う」

仕上がったデザイン、なんか違うんですよね…

TOMくん

どこを修正すれば良いか具体的に教えてください!

うーん…プロに任せます!

具体的な要望がないと、制作側は手探りで修正を繰り返すことになります。

2. 納品後に「イメージと違う」と言われる

やっぱり、全体のデザインをもっと高級感ある感じに変更できますか?

TOMくん

(納品後に大幅修正は困る…)

クライアントの完成形のイメージが曖昧なまま進めると、期待とズレが生じます。

丸投げクライアントとの賢い付き合い方

  1. 最初に要望を細かくヒアリングする
    • 「どんなターゲット層向けか」「競合サイトはあるか」など明確にする
  2. 修正回数のルールを決める
    • 「○回まで無料修正、それ以降は追加費用」と明記
  3. イメージのすり合わせを徹底する
    • ワイヤーフレームやデザインラフを見せて確認
  4. 納品後の大幅変更は追加料金が発生することを伝える
    • 「納品後の修正は別途費用」と契約に記載
  5. クライアントにも最低限の準備をしてもらう
    • 「テキストや画像は事前に用意してください」と伝える
  6. 契約前にリスクを明確に伝える
    • 制作後の方向性変更には時間とコストがかかることを説明
  7. 制作進行時にマイルストーンを設定する
    • 「デザイン確認 → コーディング → 納品」と段階的にチェック

この進め方なら安心して依頼できそうですね!

正しい依頼の仕方を知れば、制作はスムーズになる!

良い依頼方法 悪い依頼方法
具体的な要望を伝える 「全部お任せします」
参考サイトを提示する 「オシャレな感じで」
予算と納期を明確にする 「なるべく早くお願いします」
途中で方向性を変えない 「やっぱりガラッと変更したい」
修正のルールを決める 「気に入らないから無限に修正して」

まとめ

  • 丸投げクライアントは、制作の混乱を招く要因になる
  • 要件が曖昧だと修正が増え、工数もコストもかかる
  • 事前のヒアリングやルール決めでトラブルを回避できる
  • クライアントにも準備をしてもらうことで、スムーズな制作が可能
  • 制作会社とクライアント双方が適切なコミュニケーションを取ることが成功のカギ!