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難易度
★★★★☆
見積もり後に値切るクライアントの心理と適切な対応策
WEB制作の見積もりを提出した後、「もう少し安くなりませんか?」 と値下げ交渉をされることはよくあります。
適正価格で見積もりを出しているのに値切られると、「このまま受けるべきか?断るべきか?」 と悩むことも。過度な値下げ要求に応じてしまうと、利益が圧迫されるだけでなく、トラブルのもとにもなりかねません。
本記事では、値下げ交渉をするクライアントの心理と、適切な対応策について解説します。

値下げ交渉には「対応していいケース」と「断るべきケース」があります!ポイントを見ていきましょう!
クライアントが値切る心理とは?
値下げ交渉をするクライアントには、主に以下のような心理が働いています。
クライアントの心理 | 詳細 |
---|---|
相場が分からず、高いと感じる | 制作費の相場を知らず、単に「高い」と思ってしまう |
とりあえず交渉してみる | 値下げ交渉すれば安くなると思っている |
予算が本当に少ない | 限られた予算内で、できるだけ安く依頼したい |
他社と比較して安くしたい | 複数社に見積もりを取っており、最安値に合わせようとしている |
「あとでお願いするので」と言って安くしたい | 「継続案件がある」と持ちかけて値下げを求める |
値下げ交渉に応じるべき?判断基準
値下げに応じてもよいケース
- 継続案件として将来的な利益が見込める場合
- クライアントの予算に応じた範囲でサービス内容を調整できる場合
- 少しの調整でコストを抑えられる場合(不要なオプションを削減する など)
値下げに応じるべきでないケース
- 相場よりも極端に安い価格を要求してくる
- 「〇〇社はもっと安かった」と競争をあおるクライアント
- 値下げを前提にして交渉してくるクライアント(このようなクライアントは、納品後も無理な要求をすることが多い)

「今後もお願いするので安くしてほしい」と言われたんですが、本当に継続してくれるのか不安です…

その場合は、「初回は通常価格で、継続発注があれば特別価格にする」 という形にしましょう!
値下げ交渉を断るスマートな方法
断る方法 | 具体的な対応策 |
価格の内訳を明確に説明する | 「この金額には、〇〇と△△のコストが含まれています」と伝える |
適正価格であることを伝える | 「業界相場と比較して適正な価格設定です」と説明する |
サービス内容を調整する | 「予算内で可能な範囲は〇〇です」と提案する |
「値下げはできないが追加サービスは可能」と伝える | 「価格は据え置きですが、〇〇を追加できます」と提案する |
契約書で値下げのルールを決める | 事前に「値下げ交渉不可」と明記しておく |

納得感のある断り方をすれば、クライアントとの関係も悪くならなそうですね!

そうですね!適正価格を伝えつつ、納得してもらう対応が大切です!
まとめ
値下げ交渉をするクライアントは、相場を知らない・とりあえず交渉してみる・他社と比較したい などの心理で動いています。
値下げ交渉をするクライアントは、相場を知らない・とりあえず交渉してみる・他社と比較したい などの心理で動いています。
過度な値下げ要求には応じず、適正価格であることを明確に伝えましょう!
見積もりを出したら「もう少し安くできませんか?」と言われました…どう対応すればいいでしょう?