「安くしてほしい」と言われたときのスマートな断り方

値下げ交渉には高対処しよう
4 分 で読めます | 難易度 ★★★★☆

見積もり後に値切るクライアントの心理と適切な対応策

WEB制作の見積もりを提出した後、「もう少し安くなりませんか?」 と値下げ交渉をされることはよくあります。

適正価格で見積もりを出しているのに値切られると、「このまま受けるべきか?断るべきか?」 と悩むことも。過度な値下げ要求に応じてしまうと、利益が圧迫されるだけでなく、トラブルのもとにもなりかねません。

本記事では、値下げ交渉をするクライアントの心理と、適切な対応策について解説します。

見積もりを出したら「もう少し安くできませんか?」と言われました…どう対応すればいいでしょう?

TOMくん

値下げ交渉には「対応していいケース」と「断るべきケース」があります!ポイントを見ていきましょう!

クライアントが値切る心理とは?

値下げ交渉をするクライアントには、主に以下のような心理が働いています。

クライアントの心理 詳細
相場が分からず、高いと感じる 制作費の相場を知らず、単に「高い」と思ってしまう
とりあえず交渉してみる 値下げ交渉すれば安くなると思っている
予算が本当に少ない 限られた予算内で、できるだけ安く依頼したい
他社と比較して安くしたい 複数社に見積もりを取っており、最安値に合わせようとしている
「あとでお願いするので」と言って安くしたい 「継続案件がある」と持ちかけて値下げを求める

値下げ交渉に応じるべき?判断基準

値下げに応じてもよいケース
  • 継続案件として将来的な利益が見込める場合
  • クライアントの予算に応じた範囲でサービス内容を調整できる場合
  • 少しの調整でコストを抑えられる場合(不要なオプションを削減する など)
値下げに応じるべきでないケース
  • 相場よりも極端に安い価格を要求してくる
  • 「〇〇社はもっと安かった」と競争をあおるクライアント
  • 値下げを前提にして交渉してくるクライアント(このようなクライアントは、納品後も無理な要求をすることが多い)

「今後もお願いするので安くしてほしい」と言われたんですが、本当に継続してくれるのか不安です…

TOMくん

その場合は、「初回は通常価格で、継続発注があれば特別価格にする」 という形にしましょう!

値下げ交渉を断るスマートな方法

断る方法 具体的な対応策
価格の内訳を明確に説明する 「この金額には、〇〇と△△のコストが含まれています」と伝える
適正価格であることを伝える 「業界相場と比較して適正な価格設定です」と説明する
サービス内容を調整する 「予算内で可能な範囲は〇〇です」と提案する
「値下げはできないが追加サービスは可能」と伝える 「価格は据え置きですが、〇〇を追加できます」と提案する
契約書で値下げのルールを決める 事前に「値下げ交渉不可」と明記しておく

納得感のある断り方をすれば、クライアントとの関係も悪くならなそうですね!

TOMくん

そうですね!適正価格を伝えつつ、納得してもらう対応が大切です!

まとめ
値下げ交渉をするクライアントは、相場を知らない・とりあえず交渉してみる・他社と比較したい などの心理で動いています。

過度な値下げ要求には応じず、適正価格であることを明確に伝えましょう!