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4 分
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難易度
★★★★☆
「修正無限ループ」終わらない依頼をするクライアントの特徴と対策
仕様が定まらず、何度も修正依頼するクライアントの特徴
WEB制作の現場でよくある問題の一つが、「修正が終わらないクライアント」です。修正回数が増えれば増えるほど、制作スケジュールが圧迫され、コストもかかることになります。
こうした「無限修正クライアント」には、いくつかの共通点があります。
特徴 | 問題点 |
---|---|
依頼内容が曖昧 | 初期段階でイメージが固まっておらず、後から追加要望が発生する |
フィードバックが感覚的 | 「なんとなく違う」「もっとかっこよく」など、具体的な指示がない |
関係者が多すぎる | 社内の決裁者が多すぎて、意見が二転三転する |
競合サイトを見てすぐ変更したがる | 途中で他のデザインを見て「やっぱりこうしてほしい」と方針がブレる |
優柔不断で決断が遅い | 変更依頼が出た後に、「やっぱり元に戻してください」となる |

修正回数が決まっていないと、無限に続いてしまうことがありますね…
無限修正を防ぐための契約の工夫
修正が無限に続く事態を避けるためには、事前に契約書や見積もりでルールを明確にしておくことが重要です。
契約時の工夫 | 効果 |
修正回数を明記 | 「デザイン修正は3回まで、それ以降は追加費用」とすることで無限修正を防ぐ |
追加修正の料金設定を明確化 | 1回の修正につき◯円の追加料金が発生することを伝える |
最初のヒアリングを徹底 | 要件定義をしっかり行い、後からの変更を最小限に抑える |
スケジュール管理を徹底 | 修正依頼の締切を設け、期限を超えた場合は次回対応になるようにする |
関係者の窓口を一本化 | クライアント側の担当者を決めてもらい、意見をまとめてもらう |

契約のときに、修正回数の制限ってちゃんと決めたほうがいいんですね!

そうですね!「無制限に修正できる」と思われると、延々と終わらなくなります!
スムーズに制作を進めるための対策
修正を最小限に抑え、スムーズに制作を進めるためには、以下の対策が有効です。
1. ワイヤーフレーム・デザイン案の早期確認
- いきなり本番デザインに入るのではなく、ワイヤーフレーム(骨組み)を作成し、クライアントに確認してもらう
- 「ここでOKなら、後から大幅な変更はできません」と合意を取る
2. 修正依頼のルールを事前に決める
- 修正依頼を出す際は「具体的な理由を記載してもらう」ようにする
- 「なんとなく違う」ではなく、どこをどう変更すればよいかを明確にする
3. 進行管理ツールを活用
- TrelloやNotion、Figmaなどのツールを使って、進行状況を可視化
- どの段階で何を決定するかを明確にし、無駄な修正を防ぐ
4. クライアントとこまめにミーティングをする
- 長期間放置すると、方針がブレやすくなるため、定期的に進捗を共有
- 「今の段階で決定しないと、納期が遅れますよ」と伝える

最初の段階でしっかり確認しておけば、修正を減らせそうですね!

その通り!制作は「修正回数を減らす工夫」がとても大切です!
まとめ
- 無限修正クライアントは、依頼内容が曖昧・決断が遅い傾向がある
- 契約時に「修正回数の制限」や「追加修正の料金」を明確にすることで対策可能
- スムーズな進行には、ワイヤーフレームや進行管理ツールの活用が有効
- クライアントとのコミュニケーションを密にし、制作をスムーズに進めよう!
何度修正しても「もう少し…」と言われて終わらないんです…